Siding
外壁工事について外壁工事とは
外壁のひび割れや黒ずみ、白っぽくなってきたなど気になることはありませんか?新築時は美しかった外壁も、日々紫外線や風雨に晒されているため徐々に劣化してきます。
一口に外壁といってもサイディング、モルタル、塗り壁、セラミック、ALCなど様々な種類があります。壁の種類や状態によって必要な補修は異なります。
現在外壁材の主流となっている窯業系サイディングは定期的に塗装をすれば30~40年以上はもつといわれていますがメンテナンスを怠ってしまうと20年程度で寿命が来る場合もあります。
外壁工事には大きく分けて「外壁塗装」「外壁の張替え」「重ね貼り工事」の三つがあります。他にもひび割れやシーリングの補修など部分的な補修が必要な場合もあります。
お客様の現在の状態や、ご予算、ご希望に合わせて最適な工事プランをご提案いたします。
外壁工事の種類
外壁工事には、外壁の塗り替えを行う「塗装工事」、既存の外壁を取り換える「張り替え工事」「重ね張り工事」の三種類があります。
外壁塗装
外壁塗装は、外壁を塗り替える工事です。外壁塗装には単に色を塗り変えたり、色褪せた塗装を新しくして美観の回復を行うだけではなく、外壁材を雨風や紫外線から保護する塗膜を刷新する目的があります。この塗膜には防水機能があり、塗装工事を行うことで防水性を回復します。
単に塗装するだけでなく、外壁の洗浄や下地の補修など様々な工程を含みます。短期的に見れば、また塗料によっては低コストで済みます。
外壁重ね張り工事
外壁の重ね張り工事(外壁カバー工法とも呼ばれます)は、現在の外壁を撤去せずに、上から新しい外壁を張り重ねる工事です。
既存の外壁を撤去しないため張替え工事よりも安価で短期間に行えます。重ね張り工事に使用される外壁は、 窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディングですが、薄くて丈夫な金属系サイディングが主流です。外壁が二重になるため、耐久性・防水性が向上しますが、反面外壁の通気性が低下する可能性があります。
雨漏りなどで下地や外壁内部にまで傷みが進行している場合には施工できません。
外壁張り替え工事
外壁の張り替え工事は、現在の外壁をすべて撤去して新しい外壁に張り替える工事です。
外壁の内部に雨水が侵入し、外壁材そのものや下地材まで傷んでしまっている場合に行われます。下地部分から外壁を入れかえるため三つの中で最も工期や工費がかかる工事です。外壁をとりはずすため内部まで点検でき、中の防水紙までお手入れができます。また張替える外壁を自由に選べるので、デザインを大きく変えることも可能です。
まずはプロの目で外壁の状態を診断させていただき、状態に合わせた最適な工事方法をご提案させていただきます。
相談・調査・見積は無料ですのでお気軽にご相談ください。
こんな外壁の症状はありませんか?
外壁は常に太陽の日差しや雨風に晒されている過酷な環境にあります。ご自宅の外壁に下記のような症状がでているかチェックしてみてください。もしも当てはまっていたら一度無料点検をご検討ください。
白っぽい、白い粉がつく
外壁の色あせ
目地(シーリング)の劣化
ひび割れ(クラック)
塗装の膨れやはがれ
外壁のコケや藻
これらの劣化症状が出ている場合でも、すぐに補修が必要というわけではありません。
外壁に触れた時に白い粉が付くチョーキング現象やや色あせは、しばらく経過観察をして劣化するようなら塗装や補修を検討していただく必要があります。ただ、放置しておくと劣化はどんどん進行し、やがて内部にまで被害が及ぶ可能性があります。
気になることがあれば、一度外壁の無料診断を受けることをおすすめいたします。
外壁の張り替え・重ね張り工事に使用する主な外壁の種類
外壁の張り替え・重ね張り工事に使用する外壁材には主に窯業系サイディング、金属系サイディング、木材系サイディング、樹脂系サイディング。外壁タイルがあります。
それぞれのメリットやデメリットをご紹介します。
窯業系サイディング
現在日本の外壁材で最も選ばれている外壁材で約70%のシェアを占めています。セメントに繊維質を混ぜて板状に形成した外壁材。
製造過程で窯の中で高熱処理されるため、窯業系という呼び方をされます。様々なメーカーが販売しており、色や柄など非常に多くのバリエーションから選ぶことができます。
メリット:比較的安価で初期費用が抑えられる。耐火性・耐久性・断熱性に優れる。外壁の色や柄などのバリエーションが豊富。
デメリット:素材自体に防水性がないためシーリング補修や塗装などの定期的なメンテナンスが必要。
金属系サイディング
窯業系サイディングの次に選ばれている外壁材です。金属系サイディングは表面にメッキ加工された金属板と芯材に断熱材が使用されています。素材にはガルバリウム鋼板や塗装ステンレス鋼板などが使用されています。
メリット:窯業系サイディングの約1/4、モルタル外壁の約1/10程度と軽量。防音性や防水性が高い。金属素材のため丈夫で耐用年数が30~40年と長い。
デメリット:窯業系サイディングに比べるとデザインが限られ、キズが付きやすくさびやすい
木材系サイディング
木材系サイディングとは、木材を使用した板状の外壁材です。価格は高いですが木独特のぬくもりを感じることができます。
メリット:他の外壁材と違って木独特の見た目や質感を味わえる。熱を吸収しにくく断熱性が高い
デメリット:価格が高い。他のサイディング材と比べて防火性能が低い。劣化しやすいのでこまめなメンテナンスが必要
樹脂系サイディング
日本ではほとんど普及していませんが、北米では高い耐久性と寒さに強いことから50年以上前から使用されている人気の外壁材です。樹脂系サイディングはプラスチックの仲間である「塩化ビニル樹脂(PVC)」を主原料としている外壁材です。
メリット:材料の耐久性が高いのでメンテナンスの手間が少ない。凍害や塩害に強い、割れや衝撃に強い
デメリット:日本でのシェアが低いため施工できる業者が少ない、施工費用が高い
磁器タイル
外壁をタイルで仕上げるとサイディングでは得られない高級感のある外観が得られます。土や石を1300度の高熱で焼き固めるタイルは耐久性が非常に高く、傷や汚れに強く、紫外線や雨などの自然環境に対して経年劣化がほとんどありません。
メリット:耐久性が高くメンテナンスがほぼ不要、高級感が得られる
デメリット:価格が高いので初期費用が高くなる